アコースティックギターやクラシックギターを使わない時に弦を緩めたほうが良いか、緩めないほうが良いかけっこう迷っている方も多いと思います。
改めて調べてみましたので説明してきます。
目次
目次
ざっくりとした流れです。
アコースティックギター・クラシックギター各2本所有
アコースティックギターとクラシックギターはそれぞれ2本づつ持っています。
あまりものを持ちたくない派なのですが、どうしても2本づつは必要です。
ライブ前日にギターが故障して、誰かにレンタルするって訳にはいかないので。
特にクラシックギターだとチューニングが安定するまで数日かかるので当日借りても間に合わないです。
壁掛けギタースタンドへ吊るすギターのローテーション
アコースティックギターとクラシックギターとも壁掛けギタースタンドに吊るすギターを1週間ごとにローテーションしています。
ギターケースにしまいっぱなしだと、面倒くさくてそのギターを弾かなくなってしまいます。
沖縄だと1週間に一回ローテーションすることは、カビ対策にもなります。
使っている壁掛けスタンド 壁美人ギターヒーロー
ホッチキスのみでスタンド部品を壁に固定してギターを吊るすタイプです。
ホッチキスの穴しか開かないので、賃貸住宅にも良いかもしれないです(自己責任ですが)
アコースティックギター、クラシックギターともずっと吊るしっぱなしですが強度的な問題は自分の家ではないです。
(エレキギターは吊るしたことがないので分かりません)
アコギの弦を緩めるメリット
始めは1週間使わないアコースティックギター、クラシックギターはダルダルになるまで、弦を緩めていました。
ギターのネックが準反りになりにくい。
弦を張った力がネックにかかり続けるので、アコースティックギターは準反りになりやすいと言われています。
緩めたほうが準ぞりにはなりにくいですね。
クラシックギターはトラスロッドがないので準反りした場合にアイロンで修理したりするそうです(未経験)
ギターのトップが膨らんできたり、ブリッジの浮きを防げる。
ブリッジが浮いてくると修理がけっこう大変になります。
お世話になっているSPREAD SOUNDの事例です。
(自分のギターの話しではないですが)
10月02日 – GIBSON L-00 – ブリッジ接着 – 沖縄 ギター修理 リペア SPREAD SOUND
アコギの弦を緩めるデメリット
弦が切れやすくなる
本当に良く切れます。
1週間に1回、1軍と2軍のアコースティックギター、クラシックギターを入れ替えているので、2週連続で切れたこともあります。
テンションが変わると弦の劣化が早くなるのが原因のようです。
チューニングが面倒くさい
ダルダルになるまで弦を緩めていましたので、入れ替えの時にかなりチューニングが面倒くさかったです。
逆反りになる可能性もある
トラスロッドをけっこう締めてるアコースティックギターの場合には、逆反りになってしまうこともあるようです。
長期間の検証結果を見つけることが出来なかった
各メーカー同じギターで弦を緩めた場合、緩めなかった場合の5年から10年くらいの長期間に渡る検証レポート、検証結果は見つけることが出来ませんでした。
ネックの材質、表版の材質、弦の太さなど検証条件が多岐に渡るからかもしれません。
そういえば東京と沖縄でも温度、湿度など条件がぜんぜん違いますね。
といっても何か目安になる長期間の検証結果があれば良いのになぁ。
今のところの結論
さんざん悩みましたが、今のところは6本の弦とも1音落としたチューニングで1週間保管しています。
(6弦よりD⇒G⇒C⇒F⇒A⇒Dチューニング)
1音であれば、チューニングも普段とあまり変わらない時間で可能です。
1年以上経ちますが今のところ問題は発生していません。
問題が発生したらすぐにブログに投稿します。
番外:トミーエマニュエル使用ギター
動画ではオーストラリアのギターメーカーMatonのギター2本(2種類)を見ることが多いですね。
あまりものを持ちたくない派ということではなく1本1本を大切にしてるってことですよね、たぶん。
ブラシスティックでギター表面を叩くのでアコースティックギターの表面がボロボロになっているのがまたかっこいいです。
毎日弾かないギターって弦緩めてますかって聞きたいところですが、たぶん弾かないことがないかもしれません。
番外:ジョン・スコフィールド使用ギター
アウトするフレーズにすっかりはまってしまって、車でヘビーローテーションしてます。
日本のメーカーアイバニーズのAS200を使い続けていますね。
(エンドースメント契約なんだとは思いますが)
テレキャスター、ストラトも最近では使用しています。
メンテして愛着を持って1本を弾き続けているのもまたかっこいいです。
TAKU