自分でクラシックギターのナット交換を行いましたがかなり苦戦しました。
今回分かった注意点などを説明していきます。
目次
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ざっくりとした流れです。
クラシックギターの弦高が高い
クラシックギターの弦高がかなり高い状態でした。
12フレット位置で測ると5㎜以上ありました。
弦高を測るのにおすすめの定規
100均に売っている一番端からメモリがついている定規がおすすめです。
10㎜までは、0.05㎜単位で測ることが出来ます。
TUSQ交換用ナット購入
失敗の可能性が高いので、今ついているナットを削るのではなく交換用ナットを購入しました。
ナットとは:
弦のヘッドストック側の支点となるパーツ(もう一方の支点はサドル)。上駒、または弦受けとも呼ばれる。アコースティックギターのナットは牛骨やカーボン、プラスティックなどの素材で出来ており、形は四角い棒状。表側には弦の横滑りを防ぐための溝が掘られ、裏面と側面はヘッドストックや指板の端に接着されている。
GRAPH TECH PQ-6200-00 TUSQというナットを買ってみました。
サドルもTUSQに交換したんですが、明るくはっきりした音色になって気に入っています。
1000円しないですね。
Amazon.co.jp: GRAPH TECH PQ-6200-00 TUSQ
ナット・サドルを削り過ぎる
ナット・サドル底面に削りたい位置まで印をつけて紙やすりで削っていくだけなんですが、初心者にはすごく難しいです。
上の画像のように、船底のように端部分が多く削られてしまいます。
東海楽器で働いていた方のブログが非常に参考になります。
ナット削りを失敗した後でブログを発見しました…
fridays-dream.com アコースティック・ギターの弦高調整
サンドペーパーの上で力を掛けて動かすと・・・
どうしても押される方の先端部分へ圧力が掛かり過ぎ易いので、赤いラインの様な削られ方になり易いのです。ですから、この様に前後を少しサンドペーパーからはみ出させて削るのです。
そうすれば、端の部分よりも真ん中の部分の方が削られる量が多くなりバランスが取れるのです。
サドルは船底になりかけましたが、何とか削るのに成功して今のところ安定しています。
弦の張り方が雑っていう突っ込みはなしで…
テレフォンカードで応急処置
今でも持っている方がいるか分かりませんが、使用済みのテレフォンカードなどで応急処置出来ます。
今回自分は既に使っていないポイントカードを使用しました。
削り過ぎてテレフォンカードでは薄すぎました…
削り過ぎてしまったナットの底面にあわせてカードを切って、瞬間接着剤で貼り付けるだけです。
見た目は悪いが音色は悪くない
横から見るとカードを挟んでいるのがはっきり分かります。
音色はTUSQの明るくはっきりした音になって満足しています。
チューニングも安定しています。
まとめ
懲りずにまた時間がある時にリベンジで再チャレンジしてみたいと思います。
ナット1つ削るのに3時間かかるんですけどねw
自身のない方は素直に楽器屋さんにメンテナンス依頼したほうが良いです。
作業はかなり大変です
工作好きな方・チャレンジしてみたい方は、頑張ってみて下さい!
TAKU