サウンドハウスから激安のダイナミックマイクCM5を購入してみました。
値段の割に音質が良かったので詳しく説明していきます。
目次
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ざっくりとした流れです。
CLASSIC PRO CM5 ダイナミックマイク
税抜き980円で、マイク、マイクケース、マイクホルダー付きです。
録音して使えるようであれば、荒天の野外ライブなどで使いたい。
良いマイクはあまり濡らしたくないです
ダイナミックマイクCM5とSHURE BETA58Aでアコースティックギターをステレオ録音して音質の比較を行ってみたいと思います。
CLASSIC PRO CM5 ダイナミックマイク サウンドハウス
CM5 仕様
単一指向性マイクですね。
感度が少し低いのが気になります。
周波数特性も少し狭いですかね。
■ダイナミックマイク
■出力インピーダンス:600Ω±30% @1kHz
■感度:-73dB±3dB
■周波数特性:80Hz-15kHz
■指向性:180°(平均)-15dB @200Hz~2kHz
■ON/OFFスイッチの無いモデル。本番中の誤操作を回避できます。
■出力コネクタ:XLR3ピン(オス)の本格的仕様
■付属品:マイクホルダー(変換ネジ3/8-5/8インチネジ対応)、ハードケース
SHURE BETA58A 仕様
超定番マイクで説明不要だと思いますが、SHUREサイトより引用しておきます。
自分の宅録環境ではコンデンサーマイクが使えず、かなり重宝しています。
形式: ダイナミック
指向特性パターン: スーパーカーディオイド
最低再生周波数帯域: 50 Hz
最大再生周波数帯域: 16 KHz
感度 (dBV/Pa): -51,5 dBV/Pa
感度 (mV/Pa): 2,7 mV/Pa
質量: 278 g
周波数応答曲線:
マイク録音比較方法 XY方式
出来るだけ同条件での録音比較となるように、XY方式で録音を行います。
X-Yテクニックは2つのカーディオイドマイクロホンを使います。互いのマイクロホンを出来るだけ近くに置くか、12インチ以内に音源のサイズによって90度から135度の間で向き合うように設置します。ペアは2つのマイクロホンの中央に音源に向かって左右に置かれます。マイクロホン同士の距離が近いので音が届く時間はほぼ同時になり、ABテクニックで起きる問題を解決することが可能です。
出典:SHUREサイト
マイクからギターまでの距離は約20㎝で、ネック付け根辺りを狙って録音しました。
CM5 改造方法
改造はしていませんが、Shinさんのページを参考にして紙粘着テープを貼っています。
ギター録音する時は、グリルボールも取って録音しています。
CM5グリルボールのスポンジなどが悪さをして「位相干渉」により中域が頼りなくなり、ハウリングもしやすくなるそうです。
インプットボリューム
同じ音量で録音しようとすると、インプットボリュームに差がありました。
左チャンネルにBETA58A、右チャンネルにCM5を挿しています。
自分のオーディオインターフェースで、約1メモリ分の差です。
波形にはあまり違いがない
ボサノバ風バッキングを適当にラフ録音してみました。
-0.3dbまで増幅のみを行いました。
他はイコライザーなど一切いじっていません。
波形にはあまり違いが見られませんでした。
上がBETA58A、下がCM5です。
実際の音の違い
やはり、自分が好きな音はBETA58Aですね。
中域低域とも出ていて自然な感じがします。
CM5のほうが若干軽い音に感じます。
1000円のマイクにしては善戦していると思います。
まとめ
CLASSIC PRO CM5は、ミキサーのイコライザーで少しいじってあげれば十分ライブで使えるのではないかと思いました。
環境が許せば、ピエゾピックアップ・ラインの音にダイナミックマイクの音を混ぜて利用します。
雨の日の野外イベントなどで使ってみたいと思います。
また使用してみたらレポートしますね。
TAKU