まずスケールを覚えようということが、教則本に書かれています。
スケールを実際に覚えても、どこでどうやって使うのか初めのうちは分かりませんでした。
おすすめの方法としては、コードの位置ごとにコードトーンとテンションを足していく方法です。
この方法で覚えると、どの音がコードトーンでどの音がテンションか分かった上で弾けるようになりますので、曲のなかで使えるようになってきます。
コードの位置とセットで覚えると良いです。
目次
目次
ざっくりとした流れです。
9th テンション
ルートから9度上の音なので9th(ナインス)と呼ばれます。
上図はCメジャーセブンの例です。
9thがフラットしたものが♭9th(フラットナインス)シャープしたものが#9th(シャープナインス)です。
Cメジャーセブン+9th
Cメジャーセブンの基本的なコードの位置です。
何度の音がどこに位置しているかを覚えるのがおすすめです。
度数は上図に記載されています。
コードトーンと9thを足して弾いていきます。
今何度の音を弾いているか考えながら弾くのがおすすめです。
上のコードを1回弾いた後、下のコードトーン+9thを2か所で交互に弾いていきます。
Cセブンス+9th
Cセブンスの基本的なコードの位置です。
メジャーセブンの7度がフラットした形ですね。
同じくコードトーンと9thを足して弾いていきます。
Cマイナーセブン+9th
Cマイナーセブンの基本的なコードの位置です。
メジャーセブンの3度と7度がフラットした形ですね。
最初はゆっくり度数を考えながら弾きます。
コードと交互に弾いて、だんだん早く弾けるようにしていきます。
Cマイナーセブン♭ファイブ+♭9th
Cマイナーセブン♭ファイブの基本的なコードの位置です。
メジャーセブンの3度と5度と7度がフラットした形ですね。
ロクリアンスケールとして♭9thを追加しています。
ロクリアンスケールはメジャー・スケールの7番目の音から並び替えたスケールとなります。
他のスケールについてはまた別の機会に
始めは耳慣れない響きかもしれませんね。
11th テンション
ルートから11度上の音なので11th(イレブンス)と呼ばれます。
上図はCメジャーセブンの例です。
11thのシャープしたものが#11th(シャープイレブンス)です。
Cメジャーセブン+#11th
Cメジャーセブンのコードトーンに11thを加えた形です。
11thはアボイドノートの為、#11thを入れています。
アボイドノートは、すごく簡単にいうと半音でぶつかる音です。
Cセブンス+#11th
Cセブンスのコードトーンに#11thを加えた形です。
Cマイナーセブン+11th
Cマイナーセブンのコードトーンに11thを加えた形です。
Cマイナーセブン♭ファイブ+11th
Cマイナーセブン♭ファイブのコードトーンに11thを加えた形です。
13th テンション
ルートから13度上の音なので13th(サーティーンス)と呼ばれます。
上図はCメジャーセブンの例です。
13thがフラットしたものが♭13th(フラットサーティーンス)です。
Cメジャーセブン+13th
Cメジャーセブンのコードトーンに13thを加えた形です。
Cセブンス+13th
Cセブンスのコードトーンに13thを加えた形です。
Cマイナーセブン+13th
Cマイナーセブンのコードトーンに13thを加えた形です。
Cマイナーセブン♭ファイブ+♭13th
Cマイナーセブン♭ファイブのコードトーンにロクリアンスケールとして♭13thを加えた形です。
まとめ
今回はコードトーンにそれぞれ9th、11th、13thをプラスしたものを紹介しました。
スケールはたくさんありますが、まずコードとテンションの位置を覚えておくと後で楽になってくると思います。
これだけでも十分サウンドすると思いますので、慣れてきたら実際の曲でも試してみて下さい。
TAKU